2021年に読んだ技術本まとめ③
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2021年に読んだ技術本をカテゴリ別で紹介します。
執筆に慣れておらず3つに分けてしまいました。。
今回を最後の記事にしたいです。
アジャイル系
技術系、考え方系と続いて、次のジャンルはアジャイル系です!
2021年の3月頃からアジャイル風な開発を行っているチームにジョインすることになったため、アジャイル関連の書籍を読み漁りました。
1冊目はこちら!
Clean Agile 基本に立ち戻れ(リンク)
こちらも会社の先輩エンジニアのおすすめです。 アジャイル関連の書籍の1冊目は何がいいかを募集した際に教えていただきました。
「最近のアジャイル開発はアジャイルという言葉を上手く使ってエンジニアに負担を押し付けるものになっている」という著者の訴えから始まり、アジャイルが提唱された当時の原則を振り返っていきます。
基本に立ち戻れというサブタイトルをまさに体現しています。
そこまで分厚くなく分かりやすく書いてある為一気に読むことが出来た。
どの本にも共通して書かれているが、アジャイルの基本原則である
- 「個人と対話」
- 「動くソフトウェア」
- 「顧客との協調」
- 「変化への対応」 についても触れています。
著者の経験から、より健全にアジャイル開発を行うための手法がまとめられているので読む価値ありです。
2冊目はこちら!
カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで(リンク)
こちらは小説のような物語調で書かれており、主人公のエンジニアが自身のチームでアジャイル開発を実践していく様子が書かれています。
こちらは「日本の現場」に寄り添った、アジャイル開発の実践という触れ込みがされている通り日本が舞台で、受託開発会社のあるチームでのプロジェクトを解説を交えながら進めます。
- 「第1部 一人から始める」
- 「第2部 チームで強くなる」
- 「第3部 みんなを巻き込む」
という三部構成で分かれており、個人から組織へと徐々に現場の改革を進めていく様子は激アツです。
3冊目はこちら!
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(リンク)
こちらは会社の上司から進めていただき読みました。
アジャイルの基本から始まり、実際どう進めれば良いのか、実務で困った際はどうすれば良いのか、などの疑問にも答えるくらい多くの情報が盛り込まれている本です。
なかなか分厚く字も小さいので読むのに苦労しました笑
他の本と少し違うのは、「計画づくり」についてより丁寧に書かれているところです。
工数の見積もり方法や、アジャイルな開発をする上での計画づくりの重要性について述べられています。
少し文章の書き方も難しい為、2冊目以降に読むのをお勧めしたいと思います。
その他のジャンル
どのジャンルに入れたら良いか分からない系統の本が2冊あったのでその他として書きます。
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング(リンク)
こちらはエンジニアリングにより課題を解決する際に生じる「不確実性」をどのように減らしていくべきかとい点について書かれています。
情報の捉え方は人それぞれであり、その捉え方によりコミュニケーション中に認識の違いが生じ、経営陣とエンジニアとの認識の違いにつながるのだといいます。
やや個人的には書いてある内容は共感できるものの、やや日本語自体が難しく理解するのに時間がかかる印象でした。
一度は読んでみると良いかもしれません。
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者(リンク)
こちらは2021年に受験した基本情報技術者の参考書です。(リンクは最新年度のものにしています。)
IT業界に携わる人間として基本情報の資格は欲しいなと思っていた際にこちらをリファレンスとして勉強しました。
イラスト中心に分かりやすく解説されており、過去問演習と合わせてこちら一冊で十分合格出来ました。
試験を受ける予定のない方でも、コンピュータの基本原理やネットワーク、セキュリティの基礎などを理解するために読んでおいて損はないと思います。
まとめ
以上、三記事に渡って2021年に読んだ技術書をまとめてみました。 合計で9冊でした。 3月頃から月1冊を目指していたのでまあまあ及第点ですかね。
一番大事なのは何冊読んだかではなくその本から何を学べたかだと思うので、冊数はあくまで目安と捉えてこれからもインプットをしていこうと思います。